仙台三桜高校活動報告
仙台三桜高校の活動報告を始めます。
まず、日々の活動についてです。わたしたち三桜高校では四人の先生方の指導のもと、
1年生19人、2年生14人で日々楽しく活動しています。
平日はランニングや筋トレなどの他、1,2年生共に各担当科目ごとに学習をしたり、
週末に行く山の読図を行っています。
次に、南蔵王での活動についてです。7月23~25日にかけて
2泊3日で行いました。1日目は、新入生歓迎会と3年生送別会をまとめ、
皆でレクリエーションを楽しみました。2日目は、早朝から活動を行いました。
気候が丁度良く、登るにつれて下にある山の尾根の筋が綺麗に見えて
素晴らしい景色だったのを覚えています。さらに、途中にシャクナゲの花がたくさん
咲いていたり、アザミがあちこちにあり、皆で気を付けながら登っていきました。
頂上では、エーデルワイスとも呼ばれるウスユキソウや鮮やかな紫色のイワギキョウが
綺麗に咲いていました。そして、自分達より下に雲がある状況が1年生にとっては
不思議な感じもありましたが、登ってきたという達成感を強く感じました。
12時間35分という長時間の活動でしたが、1年生の初めてと3年生の最後に
ふさわしい合宿になったと思います。
次に二口沢での活動についてです。私たちは2グループにわかれて8月29日と9月5日に
活動を行いました。1年生は沢での活動が初めてでしたが、先輩方に教えてもらいながら
わらじをいちから手作りし、自分たちが作ったわらじで沢登りをすることが出来ました。
また、深くて足がつかない場所では、ザックを浮き輪代わりにして細引きを使って進むなど、
工夫した活動もあったので、多くのことを経験できたと思います。
次に蔵王での活動です。10月31日に蔵王の名号峰で活動を行いました。
この日は寒く感じる所もありましたが、比較的晴れていたのでとても登りやすかったと思います。
途中にはもみじより葉の切れ込みが浅いハウチワカエデや、実のついたコケモモ、
ガンコウランなどがありました。また、頂上には、あまり見られない花崗岩もあったので
いいものを見れたと思います。この日は初雪も見られたので、
冬が近づいてきている事を実感した1日となりました。
翌日の11月1日に面白山に行き、視界いっぱいの紅葉を楽しみました。
ただ、下山ルートが急傾斜で落ち葉が厚く重なっていた為に下山予定時刻を
過ぎてしまい、仙台行きの仙山線を逃してしまった為、主に二年生の顔に
深い絶望が表れていました。
また、私たちは登山の他にも、元気フィールドやzi:BOX(ズィーボックス)等の
市内のクライミングジムをお借りしてボルダリングを行ってきました。
普段、壁を登る機会は少ないこともあり、終わるころには
ほぼ全員の手の皮がボロボロでしたが、未体験の感覚に二年生はもちろん、
一年生も心からの笑顔で笑っていたため、新型コロナウイルス予防に留意しながらも
価値のある部活ができていることに部内の活動意欲の高まりを感じました。
今回紹介した他にも、私たちは皆で笑いあって安全登山をしてきました。
これからも技術向上できるよう、そして山の楽しさを知ることができるように活動していきます。
令和二年 十一月 七日
二年 成田 大翔
一年 戸田 朔
佐藤 夢春